ホドホド人間の悲劇
僕は好き嫌いが少ない。
なんだか某人気ライトノベルのタイトルのようだが、きっとこんなラノベがあっても売れないだろう。
好き嫌いが少ないが故に、自分の時間を上手く意識して配分してあげないと「なんでもホドホドに嗜む」程度のことが多くなって偏りの少ない人間になってしまう。以下、このような人間をホドホド人間としたい。ホドホド人間が悪いわけではないが、これから働く人間になるにあたってホドホド人間はスキルという面で非常に不利になってしまう。
もともと好き嫌いが多くアクの強い人というのは、好き嫌いがあるが故に行動が偏り、ホドホド人間が嫌いなことをしている時間に好きなことをするので、自然と何か突出したスキルが身に付く可能性が高い。 その突出したスキルというのは言い換えれば「専門性」ってことになって、ある分野で評価されることになる。それが仕事であればとても有利になるだろうし、仕事でなくても一芸があるということはカッコいいし、様々な場面で武器になると思う。
大学に入ったときのガイダンスで「広く浅い知識に加えて、何か一つは深く知っているようなT字型の知識を身につけろ。」みたいなことを言われた気がするが、今ならとても共感できる。
でも好き嫌いが少ない僕は放っておけば自然とホドホド人間になって生涯を終えそうだなと思ったから、今は掘るところを模索しながら脱ホドホド人間を企んでる次第です。
- 作者: ニーチェ,Friedrich Nietzsche,秋山英夫
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